熊田梨恵の独り言

政治献金、どう考える?~市民と政治家の対話集会Common Ground④

↑会の動画アップされました。
■梅村さん・樋口さんの自己紹介 ■96条をはじめとした憲法“改正”についての対話」

陳情の扱い方

参加者
政治家というだけで、変な輩が寄ってきたりすることはないですか? この人ちょっと困るなとか、無理難題を浴びせられて困るとか。

梅村さん
その辺の裁き方は、僕らはプロです。そういう人もいますよ。「どこかの公務員試験で点数を上増ししてくれ」、なんてことが平気であります。もちろんそんな話は聞きません。そんなことを言う人の話を聞いたら重荷だし、やったという事実を引きずらないといけません。昔はそういうこともやっていたみたいですけどね。

参加者
僕(公務員)も職業柄、いろんな噂を聞きます。

梅村さん
昔は「大学の裏口入学やります」と、平気で議員会館に貼られていたという話も聞きます。だけど今は、インターネット上でいろんな話が流れる時代ですから、そんなことしていたらリスクです。陳情には、明らかに犯罪であるもの、口利き、社会のためのもの、などがあります。何の話を採用するかが腕の見せ所なわけです。逆に言うと、最近の政治家はクリーンになり過ぎていて、頼まれても「一肌脱いだろか」という人も少ない。私は医療者や介護従事者が困っているという話を聞き、国会の質問に取り入れました。結果として、厚労省が通知を出すことで改善されています。そういう情熱のある政治家が少なくなっています。「一部の人の話を取り上げるのはフェアじゃない」と言って断る人が多いですが、一部の話から、一般に通じる話を導き出し、解決していく。そういうことも大事なんじゃないかなと思います。

■自民党による『憲法改正草案』の内容について&その背景についての対話

献金、どう考える?

参加者
医師会には政治連盟があって、政治家に献金しています。薬剤師会にも薬剤師連盟があって、資金提供ということである政治家に億単位のお金が流れたりしています。献金を受けた政治家は、政治をフェアに行えるのかな? と思います。薬剤師会は「ロビー活動だから必要だ」と言いますが、それだと薬剤師のためであって、高齢者や一般の人のためではないと思うのですが。

梅村さん
ロビー活動は、一般の方に役立つものもあれば、そうでないものもあります。薬剤師会からは、「薬のネット販売をやめてほしい」という陳情があります。理由は、「ネットで全部買えるようになったら、薬剤師がいらなくなる」です。薬剤師会はそこまでしか意識していません。でも、他の立場からの反対理由も考えられます。「ネットで全部買えるようになったら、売り上げが落ちて、地方の薬局がつぶれる。市民にとって、ネットが使えない時に、薬局がないのは不便」とか。同じ「反対」であっても、薬剤師の立場から、市民の立場から、両方の面があります。そこをどう切り分けるかが政治側の仕事です。しかし、どちらかの意見しか聞かない議員が出てきているというところに問題があります。
薬のネット販売の話は、薬剤師会側とネット産業側の、利権対利権の闘いになっているわけですよね。今までは、献金の額の違いでどちらかにつく、という議員があまりに多かった。悲しいところです。献金をもらっていても、物を言える国会議員が理想的ですけどね。今までは有権者もそういうところには目が行かなくて、選挙ポスターを見て、「この人は爽やかだな」と言って投票したりして いたこともあったと思います。だけど、今後はそういう政治家を選んでいけるようになることが、必要だと思いますね。

(つづく)

■憲法96条“改正”について、“権力”の本質について~赤紙のエピソード